配送は、購入者にとって価格と同じくらい重要です。送料が高い、届く日がわからない、受け取る時間を選べない。こうした理由でカートを離れる人は少なくありません。ここでは、Shopifyで日本向けの配送を設定するときのポイントを整理します。
1. 送料の設定
Shopifyの配送設定では、全国一律、都道府県ごと、重量別、注文金額別の送料を設定できます。北海道、沖縄、離島に別の送料を設定するストアも多くあります。送料無料のラインは平均注文額より少し上に設定するのが一般的ですが、利益を圧迫しない水準かどうかを必ず計算します。
2. 配送日時指定
配送日と時間帯の指定は、日本の購入者にとって当たり前の機能です。Shopifyの標準機能にはないため、配送日時指定のアプリで実装します。選べる日付の範囲、締め時間、配送会社ごとの時間帯の区分を正しく設定し、注文データに日時が残ることを確認します。
3. 配送会社と送り状
ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便が主な選択肢です。それぞれの送り状発行システム(ヤマト運輸のB2クラウド、佐川急便のe飛伝など)にShopifyの注文データを連携することで、手入力をなくせます。注文数が増えたら、ネクストエンジンなどの受注管理システムや物流倉庫との連携も検討します。
4. ポスト投函型の配送
小さく薄い商品なら、ゆうパケットやクリックポストなどのポスト投函型の配送で送料を抑えられます。追跡はできても日時指定はできないことが多いため、商品ページや配送ポリシーで明記しておきます。
5. 置き配と再配達
置き配は再配達を減らし、購入者の受け取りの手間も減らします。各配送会社のサービスで、購入者が受け取り方法を選べるようになっています。配送ポリシーには、置き配のときの紛失や破損の扱いも記載しておきましょう。
設定のまとめ
| 項目 | Shopifyでの設定 | 確認のポイント |
|---|---|---|
| 送料 | 配送設定(地域・重量・金額) | 北海道・沖縄・離島、送料無料のライン |
| 配送日時指定 | アプリ | 締め時間、時間帯の区分、注文データへの記録 |
| 送り状の発行 | 配送会社のシステムとの連携 | CSVの形式、手入力の削減 |
| ポスト投函型 | 配送プロファイル | 対象の商品、日時指定ができないことの表示 |
| 配送ポリシー | ポリシー設定 | 発送までの日数、置き配、紛失時の対応 |
物流費の上昇に備える
トラックドライバーの時間外労働の上限規制(いわゆる物流の2024年問題)以降、送料の改定が続いています。送料の設定は年に一度は見直し、配送会社との契約条件とあわせて確認します。送料も含めた費用の全体像はShopifyの費用の記事にまとめています。
配送の設定はShopifyストア構築の範囲に含まれます。