BASEやSTORESは、無料で始められ、すぐに販売できる優れたサービスです。一方で、売上が伸び、やりたいことが増えると、制約を感じることもあります。ここでは、Shopifyへ移行すべきタイミングと、検索での評価を落とさずに移行する手順を整理します。
移行を検討するタイミング
- デザインやページ構成を、テンプレートの範囲を超えて作り込みたい。
- アプリで機能を追加したい(定期購入、レビュー、ポイント、B2Bなど)。
- 海外にも販売したい(多言語、多通貨、関税、税金)。
- 受注・在庫管理、会計ソフト、基幹システムと連携したい。
- 売上に対する手数料の負担が、月額料金より重くなってきた。
移行しなくてよい場合
- 現在のストアで、売上も運用も問題なく回っている。
- 商品数が少なく、デザインの作り込みやアプリが不要。
- 月額の固定費を最小限に抑えることが最優先。
移行できるもの・できないもの
| データ | 移行できるか | 補足 |
|---|---|---|
| 商品とバリエーション | できる | CSVで書き出し、Shopifyの形式に変換して取り込み |
| 商品画像 | できる | 画像のURLまたはファイルで取り込み |
| 顧客データ | できる | パスワードは不可。顧客にアカウントの有効化を案内 |
| 注文履歴 | 多くの場合できる | 書き出せる項目は旧カートによって異なる |
| レビュー | 場合による | レビューアプリの取り込み機能を利用 |
| 旧カート独自の機能 | できない | アプリまたはテーマのコードで再現 |
URLとリダイレクト:移行の失敗の多くはここ
Shopifyの商品のURLは「/products/商品名」、コレクションは「/collections/名前」の形式です。旧ストアのURLとは形式が異なるため、Googleが知っている旧URLを新しいページへ301リダイレクトする必要があります。独自ドメインで運営していれば、ドメインをShopifyに向け、旧URLのパスをShopifyのURLリダイレクト機能で転送できます。旧カートのサブドメインで運営している場合は、そのURLのリダイレクトを自分で設定できないことが多いため、移行の前に独自ドメインへの切り替えを検討します。
移行の手順
- URLの洗い出し:サイトの巡回、Search Console、外部リンク、広告のURL。
- Shopifyでストアを並行して構築し、データを取り込む。
- 旧URLと新URLの対応表を作り、リダイレクトを設定する。
- テスト注文、メール、計測、リダイレクトを確認するリハーサル。
- DNSを切り替え、404エラーと検索順位を数週間追跡する。
makeshop、futureshop、カラーミーショップ、EC-CUBE、WooCommerceからの移行も、手順は同じです。移行の範囲と料金はShopifyへの移行で、月額費用の比較はShopifyの費用の記事でご覧いただけます。