「ストアが遅い」の原因は、ひとつではないことがほとんどです。たいていは小さな8つの要因が積み重なり、スマートフォンでの体験が損なわれ、広告で集めたアクセスの一部も失われます。まず前提として、Shopify自体のインフラは高速です。ホスティング、CDN、キャッシュはプラットフォーム側の責任です。
1. アプリのスクリプト
最も大きな要因です。アプリはそれぞれ独自のJavaScriptを追加し、そのアプリが何もしないページでも読み込まれることがよくあります。アプリが10個あるストアでは、ブラウザがダウンロードするコードがテーマ本体の何倍にもなることがあります。
2. 削除したアプリの残りのコード
アプリをアンインストールしても、テーマに追加されたコードが消えるとは限りません。何か月も前に試したアプリの残骸が今も実行されていることはよくあり、機能はなく重さだけが残ります。
3. 最適化されていない画像
幅600pxの枠に4,000pxの商品写真を表示しているケースはよくあります。表示サイズに合わせて画像を配信するのは、最も手早く効果が出る改善のひとつです。
4. すべてを一度に読み込んでいる
画面の下のほうにある画像、動画、ウィジェットは、最初の表示で読み込む必要はありません。多くのテーマは遅延読み込みに対応していますが、スライダーや独自のセクションでは抜けていることがよくあります。
5. フォントの読み込み
独自のフォントを使うと、フォントが届くまで文字が表示されないことがあります。日本語フォントは特にファイルが大きいため、使う太さを絞り、表示方法を正しく設定するだけで体感速度が大きく変わります。
6. 計測タグと広告タグ
アクセス解析、広告のピクセル、タグマネージャーは、それぞれ通信を増やします。同じ計測を直接とタグマネージャー経由の2回設定していると、二重計測と無駄な負荷の両方が発生します。
7. トップページの重いセクション
自動再生の動画、大きなスライダー、重ねたアニメーションはトップページを重くします。転換率への効果が測られていることはまれですが、負荷は測れます。
8. テーマのコード
最後に挙げたのは、原因として最も少ないからです。ただし、長年の手作業による修正や、長く更新されていないテーマは実際に負担になることがあります。
どこから始めるか
順番は、インストール済みアプリを一覧にして実際に使っているものを分ける、削除したアプリの残骸を取り除く、そして画像と遅延読み込みを直す、です。計測では、ラボデータと実ユーザーデータを分けて考えましょう。1回のテストは何を直すべきかを示し、実際の訪問者のデータは改善が効いたかを示します。
ストアがどのアプリを読み込んでいるかは、無料のアプリ判定ツールで確認できます。目標値を決めて改善する場合は、当社のShopify表示速度改善をご利用ください。そのほかの技術面はShopify SEOチェックリストにまとめています。